パパラギ東京店 ブログ

金曜夜9時過ぎに竹芝に集合して、土日だけのお休みで、
太平洋の真ん中へ、黒潮の真ん中へ遊びに行ってきました。
東京湾の夜景を見ていたかと思えば海の中でウミガメと泳いでいるなんて、
八丈島は首都から最もアクセスしやすい大海原の孤島です。

固有種のユウゼンが年々綺麗に感じるのは感性が老いたからでしょうか笑
足元にはウミウシがそこらじゅうに。

火山由来のダイナミックな地形にはキンギョハナダイがたくさん
根の先端には潮通しの良さを代弁するような大きなもしゃもしゃ。

 

あっという間に3本のダイビングは終わってしまいますが、楽しみは終わりません。
いつどこに行っても“運が良い”と言われる皆さん、ナズマドに3本というスーパー穏やか日和だけでは終わらせない。本領発揮はその後でした。

帰りの船は八丈島から御蔵島、三宅島と伊豆諸島を北上して竹芝港を目指します。
約10時間の船旅ですが、海を眺めているとトビウオが飛んだり、ウミガメが息継ぎに現れたり、ハンマーヘッドシャークやイルカを見たこともあります。

この日は、八丈小島で営巣し数が増えた準絶滅危惧種のクロアシアホウドリが見えたかと思えば、なんと船の近くでブローが上がりイルカがジャンプ。
ブローとジャンプは瞬く間に増えて20頭ほどの群れになりました。
船上は大盛り上がりでしたね。でも本当のサプライズはここからでした。
イルカたちを最後まで見ようと船尾にまわりイルカを眺めていたら、一頭サイズのおかしい背中が見えます。まさかまさかですが、大きさとブローは完全にザトウクジラでしたね。
遠いのと尾ヒレが見えなかったのでなんともですが、きっと元気に遊びまわるイルカの後を泳いで一緒に遊んでいたザトウクジラでしょうね。

写真?写真なんてないですよ。
両手はお酒でふさがっていましたから。
そういえば右手の手のひらにアザがあるんですけど、どなたか何か知ってます?

みんな黒潮と大型海洋生物の世界をくらってから、急に都心に船が着くもんだから切り替えが出来ずなんとも言えない顔をしていましたね笑
なんとも贅沢なツアーでした。