こんにちは!ブログリレー、日曜日担当の宮本祐です。
# と言いつつ日付を跨いでしまってすみません笑
ブログリレーも早3週目。
残すところはあと1周となってしまいました。
果たして木村instはこのまま「好きなものシリーズ」で乗り切るのでしょうか…?
しんp…楽しみですね!笑
さて、話は変わって今回は捕食について。
海の生物の多くが、他の生物を捕食することで生きています。
その中でも、今回はちょっと変わった食事をする生物をご紹介しまーす!
ヒトデを食べるエビ
はい、有名ですね。ご存知フリソデエビです。
水曜日担当の栗原(健) instのブログにも登場した、白にドット柄の美しいエビです。
このフリソデエビが食べるのはなんとヒトデ。
この写真も、アカヒトデの上に乗ってお食事真っ最中なのです。
フリソデエビはとにかく食欲旺盛で、いつ見てもアカヒトデを食べてます。
食べ過ぎちゃって、段々と体色が赤くなってくるのも面白いですよね〜。
しかしここで疑問。
「なんでヒトデは逃げないの?」
実は、フリソデエビはハサミのすぐ裏にある脚に毒針を持ち、その針をヒトデに刺し、麻痺させているのです。
ちなみにヒトデを食べる時も、この裏にある脚を使います。
ハサミ使わないんですね…笑
ナマコの○○に住むカニ
続いてはこのカニ。ナマコマルガザミと言います。
実はナマコのクチや肛門の中に住むカニなのです。
伊豆でもよく見るトラフナマコにも大抵います。
もちろん外に出ていることもあり、この写真はナマコにしがみついているところ。
肛門に住むなんていうから、てっきりナマコの排泄物でも食べるのかと思いきや、宿主のナマコをハサミでちぎって食べているのです笑
なんてやつ…!
魚の体を掃除する生物
続いてはこちら!ウツボじゃないですよ〜笑
クリアクリーナーシュリンプです。愛称はクリクリ(多分)。
ウツボの体についた寄生虫や口の中のゴミを食べてくれるイカしたやつです。
岩陰に入ってじーっとしているウツボを見かけたら、ライトでゆっくり体を見渡してみてください。
きっと居ます。
と、ここまでエビやカニばかりになってしまったのでお次は魚です。
クリクリのように、他の生物の体についた寄生虫などを食べる生物をクリーナーと言います。
この魚はクリーナーの代表格、ホンソメワケベラ。
本当はホソソメワケベラだったが、カタカナの「ン」と「ソ」を間違われて登録されてしまったことでお馴染みの魚ですね!
伊豆や沖縄・海外の海に関わらず、海の中にはクリーナーたちの縄張り(クリーニングステーションと呼ばれています)が数多く存在し、大型の魚たちはその場所を把握しています。
そこで待っているだけであら不思議。
立派な生態写真の出来上がり。
興味がある方は、スタッフにリクエストしてみてくださいね。
ちなみに、かの有名な石垣島のダイビングポイント「マンタスクランブル」もクリーニングステーションなのです!

クリーニングを受けるマンタ
海の生物たちに、人間のような感情や考え方があるかはわかりません。
でも、広い海の中、どうやってその場所を知るんだろう?と考えるとまた知りたい海のナゾが増えてきちゃいますね!
他にも変わった捕食をする生物はたくさんいます。
ここに書ききれないのが残念ですが、またいつかご紹介できればと思います。
さて、次回のブログリレーは4/29(水)更新予定。
担当は栗原(健) instになります。
前回の記事では、プロフェッショナルらしいダイビングの流儀を教えてもらいました。
次回はどんな”仕事の流儀”を見せてくれるのか!?
お楽しみに!
(また番組名が変わりましたね笑)
宮本でした。